マーケティングオートメーションという言葉をご存じでしょうか?
元々はアメリカ系のベンチャー企業が創り出した言葉で、マーケティングオートメーションとは、メールやSNS、ウェブサイトなどにおけるマーケティングを自動化して、可視化することで、企業のマーケティング活動の効果をより良く、かつ効率的にすることです。
このマーケティングオートメーションを実現するには、「ツール」と「コンテンツ」の2つが必要です。
まず、ツールの方ですが現在よく使用されているマーケティングオートメーションツールは、アプリケーションを自社のサーバーにインストールする従来のソフトウェア型もあるのですが、一般的にはクラウド型のマーケティングオートメーションが大多数を占めています。
様々な種類があるマーケティングオートメーションツールですが、導入コストが数万で済むものから数百万円も掛かるものまで、ピンキリです。
ちなみに、マーケティングオートメーションツールには、メール配信や登録フォーム、キャンペーン管理、マーケティング分析、ウェブ解析などの機能が実装されています。
マーケティングオートメーションツールができる以前は、これらの機能は別々のマーケティングツールとして役割分担されていました。
これらの機能がまとまってできたのがマーケティングオートメーションツールで、企業マーケティングで必要な機能のほとんどすべてがたったひとつのツールで実現できるのです。
このようなマーケティングをオートメーション(自動化)したソフトウェア(ツール)が誕生した理由としては、顧客(ターゲットユーザー)が求めるものを作り、それを顧客に届けるための一連の動作をするのにも、ユーザーの消費行動が日々変化していくことに対応するためにマーケティングの手法が多様化&複雑化していることが挙げられます。
この多様化&複雑化したマーケティングをオートメーション化することで、よりマーケティングの質を高く、そしてコストを抑えることができるのです。
要は、複雑になりすぎたマーケティングを単純化するためにマーケティングオートメーションが誕生したということになります。
見込顧客獲得から営業などのセールス領域、リピーター、ロイヤルカスタマー育成までがマーケティング領域になるのですが、オートメーション化することで、見込み客獲得の分析や見込み客の育成、見込み客の選定を楽に分析することができ、非常に効率的なマーケティングを行うことができるようになるわけです。